目次
乗り換え前に確認しておきたい準備や手続き
初めて格安スマホに乗り換える方は色々不安なことも多いと思います。
今回は、乗り換える前に準備しておけば安心なことを紹介します。
① 電話帳(連絡先)の移行方法
② メールアドレスの変更手続き
③ 移転先の確認、MNP予約番号発行
この記事を読めば、電話帳の移行~MNP予約番号発行までの流れが分かりスムーズに移行できるようになります。
au、ドコモ、ソフトバンクなどから格安スマホに乗り換える前に早めの準備をして乗り換え当日に備えましょう!
電話帳(連絡先)の移行方法について
今、お使いの携帯がガラケーかスマホかによって電話帳(連絡先)の移行方法についての準備は変わります。
1.ガラケーの場合
ほとんどのガラケーはMicroSDカードにデータを保存しています。ここでは、MicroSDカードに入っているデータをパソコンにコピーする方法を説明します。
*機種によって異なりますので基本的な手順のみ説明します。
〇ガラケーから電話帳をMicroSDカードへコピーする
①「コピー/お預かり」を選択する。
②「データコピー」を選択する。
③「MicroSDへ全件コピーをする」を選択する。
④Gmailで「連絡先」を開く
〇コピーした連絡先をGmailにインポート(取り込み)する
①Gmailで連絡先を開く
②MicroSD内の連絡先データを選択する
③連絡先が追加される
2.スマホ場合
「Gmailアカウント」を使って電話帳を移行することが最も簡単なやり方です。
Gmailアカウントさえあれば、例えばOSがiosからandroidに変わった時でも、データを同期することで簡単にコピーしておいたデータを格安スマホに移動させることができます。
①アカウントをタップ
②電話帳をコピー
今使っているメールアドレスの使用状況を確認
前の携帯の情報(電話帳、写真、動画など)のコピーが終われば、次は今お使いのメールアドレスの使用状況について確認して乗り換えの準備を進めましょう。
格安スマホに移行するということは、今まで使っていたキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のメールアドレスが使えなくなってしまいます。
使えなくなるということは、そのアドレスで登録していたサービスの情報も変更しておかないと大事な連絡が届かないことが考えられます。
ネットバンキングのワンタイムパスワード
今回は、auから格安スマホに移行した際に、実際に私が困った事例を紹介します。事前に準備をしておけば良かったと後悔しました。
ネットバンキングが5日間使えなかった話
私はネットバンキングで楽天銀行を使っているのですが、ワンタイムパスワードを入力する際に悲劇が起ったのです。
「ワンタイムパスワードを記載したメールを携帯アドレスに送りました」
いつもならすぐに来るメールが来ない。
「あれ?来ないなぁ。」と思いつつもすぐに気付きました。
auのメールアドレスから変更していなかったのです。
楽天銀行の場合、ワンタイムパスワードの送信先には携帯のメールアドレスが求められるのでGmailを登録することはできません。
ワイモバイルのメールアドレスを新たに登録しようとしましたが、メールアドレスの変更にもワンタイムパスワードが要求されました。
最終的に、どうにもならなかったので郵送でワンタイムパスワードを送付してもらうように手続きをして無事ネットバンキングを利用できたのですが、5日程度かかってしまいました。
キャリアメールのアドレスをそのまま使うには?
キャリアの契約を終了するとメールアドレスも使えなくなりますし設定もできません。もちろん送ることもできません。これはau、ドコモ、ソフトバンクに共通することです。アドレスを変更なしにキャリアメールがそのまま使える方法はガラケーを最安のプランで契約することです。
そのままキャリアのメールを使えれば今まで登録していたサービスの変更やアドレス変更依頼メールを打たなくても済みますね。キャリアメールを使いたい方はこれらの方法をオススメします。この方法を使うのであれば準備は不要です。
今お使いのスマホが移行先の格安スマホ業者に対応しているか
スマホ端末により対応している周波数が異なるため、今使っているスマホが移行先の格安スマホ業者に対応しているか確認が必要となります。それでは、どのように準備をすれば良いか見ていきましょう。
端末について
・docomoの端末・・・docomo回線の格安スマホ業者で使用できます。
・auの端末(androidのみ)・・・au回線の格安スマホ業者で使用できます。
・SIMフリースマホ・・・docomo回線の格安スマホ業者で使用できます。
*富士通のarrows M02はau、docomoのマルチキャリア対応
au回線の格安スマホ業者一覧
mineo(ケイ・オプティ・コム)
UQmobile(UQコミュニケーションズ)
主要なdocomo回線の格安スマホ業者
OCNモバイルONE
IIJmio
BIGLOBE LTE 3G
Mineo(ケイ・オプティコム)
楽天モバイル
DMMモバイル
Freetel
DTI SIM
u-mobile
b-mobile
nifmo
ぷらら
Hi-ho
Nuroモバイル
① スマホの電話帳、データなどのバックアップ
② キャリアメールの使用状況のチェック
③ 移行先に今持っているスマホが対応しているかどうかの確認
MNP予約番号を取得しよう!
MNP予約番号ダイヤルに電話してMNP予約番号を取得
各社MNP予約番号専用ダイヤルが用意されています。
そこに電話をしてMNP予約番号を取得するのが一般的です。
次の連絡先に電話しておけば準備はOKです。
ドコモ:携帯電話番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口
フリーダイヤル:0120-800-000
ドコモ携帯電話から:151(無料)
電話受付時間:午前9時~午後8時
MNP転出手数料:2,000円
契約解除料:9,500円(更新月以外)
参考URL
au:携帯番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口
フリーコール:0077-75470
電話受付時間:午前9時~午後8時
MNP転出手数料:2,000円
契約解除料:9,500円(更新月以外)
参考URL
注意点
MNP転出には転出手数料+更新月以外は契約解除料がかかります。
MNP予約番号の有効期間:予約日を含めて15日間
15日間を経過すると予約番号は失効
移転先にMNP転入手続きを行うと元の契約は解除されます。
キャリアで別途解約手続きは不要です。
ソフトバンク:携帯電話番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口
・フリーコール 0800-100-5533
・ソフトバンク携帯から:*5533
・電話受付時間:午前9時~午後8時
・MNP転出手数料:3,000円
契約解除料:9,500円(更新月以外)
参考URL:
MNP転入手続き~開通までの流れ
MNP予約番号を取得後、格安スマホ業者のホームページからMNP予約番号を取得後転入を申し込みをして準備を進めましょう。
一般的にネットで申し込みますが、一部業者はリアルな店舗を持っているところもあります。その場合、窓口で即日MNP移転できます。
MNP転入手続きに必要なもの
・MNP予約番号
・本人確認書類の画像データまたはスキャン画像データのアップロード(郵送可)
本人確認書類として有効なもの
運転免許証、パスポート、被保険者証(健康保険証、国家公務員・地方公務員共済組合証、私立学校教職員共済加入者証)
支払に必要なもの
支払に必要な準備はクレジットカードです。
クレジットカード・・・毎月の料金の支払に必要
クレジットカードが必要な理由は本人確認と電話番号を悪用されるのを防ぐことです。
VISAデビットカードは使える業者、使えない業者がありますが、基本的にNGの場合がほとんどです。
残念ながら未成年者は格安スマホ業者と契約することができません。
未成年者に格安スマホを持たせたい場合は、親の名義で例えばファミリーシェアできるSIMを購入し一つのSIMを子どもに与えるという方法です。
〇格安スマホへMNPをすると電話が一時的に使用できません
一時的に使えなくなりますのでその期間のための準備を進めていきましょう。
ドコモ系の格安スマホとau系の格安スマホとでは一時的に使用できなくなる時間に差は無く、切替えた時に電話が通じなくなる時間は1時間程度です。
ドコモ系の格安スマホ業者
ドコモの回線を使っている格安スマホ業者の場合、SIMが自宅に届きます。
届いたSIMをスマホに挿入しましょう。
次にSIMに同封されている取扱説明書か業者のサイトに記載されている「MNP回線切替専用の電話番号」に電話をして回線切替えが完了します。
「回線切替え時専用の電話番号」へ電話をかけるまでは元のキャリアの回線は使えますので、携帯が通じなくなる時間は約1時間程度です。
Au系の格安スマホ業者
Auの回線を使っている格安スマホ業者の場合、SIMが自宅に届きます。届いたらSIMをスマホに挿入します。
次に、業者のサイトのマイページにログインした後に、「MNP転入切替え/回線切替え手続き」のページに行きます。
そのページにはSIMの台紙に書かれたICCID番号の下4桁の数字を入力するように書かれていますので、番号を入力して「回線切替え」ボタンを押すと回線が切り替わるようになります。
「回線切替え」ボタンを押すまではキャリアの回線は生きていますので、携帯が繋がらなくなる時間は約1時間位です。
*注意点:MNP取得番号の有効期間は15日間なので、郵送の日数を考慮に入れて申し込みをしましょう。
まとめ
格安スマホに乗り換えるまでにしておいた方が良い準備をまとめてみました。
今使っているスマホがどの周波数に対応しているかによって利用できる格安スマホ業者は限られてしまいます。
ドコモ系は大体のスマホがデータ+音声通話の利用が大丈夫ですが、auは対応するスマホが少ないので中古のau端末(VoLTE対応端末をのぞく)を使うのが一般的と考えられています。
そして、月末などネットでの切替えが翌月になりそうな場合は格安スマホ業者のリアル店舗や大手家電量販店に設置されている即日MNPカウンターなどを利用してうまくMNPした方がいいですね。