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土地貸借契約書【雛形の様式・の借用・印紙・無料テンプレート・書き方・期間・借地権】
土地に関わる書類の中に、「土地貸借契約書」があります。
今回はこの土地貸借契約書について詳しく解説します。
土地貸借契約書とは
土地貸借契約書は、言葉から予想できるように、土地の賃貸に関わる契約です。
土地や建物の借用があった場合に、土地貸借契約書が必要です。
マンションやアパートなど、特定の物件の貸し借りが発生する時に交わします。
基本的には、土地貸借契約書は土地や建物を借りる時に交わすと考えていいでしょう。
土地の場合は印紙が必要ですが、土地の上に立っている建物に対しては不要など、土地貸借契約書は印紙が不要のケースもあります。
印紙が必要かどうか、初めての方にとっては迷うでしょう。
建物を借りる時は、当然建物だけでなく、敷地も併せて利用することになります。
しかし、建物を借りる時はあくまで「建物の賃貸」となるため、敷地を考慮しません。
よって、土地を借りる時に必要な印紙は不要です。
ただし、土地ではなく建物を借りるからといって、必ずどの場合でも印紙が不要とは限らないので気をつけましょう。
ケースバイケースになります。
何度もいうようですが、土地を借りる場合には印紙が必要です。
もし建物の賃貸契約でも、契約内容に土地が含まれるなら印紙が必要です。
土地貸借契約書を作成するのは、素人であれば自分でするより、司法書士などの専門家に頼むのが妥当です。
ですが、ネットで自由に使える無料テンプレートがあるため、雛形を利用して書く方法もあります。
雛型の様式をダウンロードするならこちら
https://template.k-solution.info/16042715132/
上記のリンクにいけば、ワード形式の雛形の様式をダウンロードできます。
無料テンプレートなので、気軽に使えるでしょう。
20年以上の賃貸契約ができる一方で、契約の更新がないことを証明する契約も可能です。
土地貸借契約書と似たものに、土地売買契約書があります。
二つは似ていて混乱しやすいですが、別の契約です。
ここでしっかり区別しておきましょう!
- 土地貸借契約書…土地を賃貸する時に必要
- 土地売買契約書…土地の売買に関わる契約書
土地貸借契約の書き方について
初めて土地貸借契約を締結するとなると、書き方に迷うことは多いでしょう。
土地貸借契約書は、国土交通省が「賃貸住宅標準契約書」をもとに作っています。
不動産の契約書はお堅くて素人によっては読みにくいかもしれません。
簡単に土地貸借契約に記載すべき内容を列挙すると、下記のようになります。
- 家賃
- 物件の情報
- 敷金
- 礼金
- 設備
- 残置物の有無
- 契約期間
- 管理者情報
- 貸主情報
- 解約、違約金について
借地権は契約書なしでも平気か?
契約書がなくても、実は賃貸借契約は成立します。
民法上の契約形態のほとんどが、契約書のような書面がなくても法的に成立します。
借地権は、本来なら適正金額の賃料を支払う普通賃貸契約が根拠ですが、賃料の存在は土地を借りる上で必須条件ではありません。
無料でも成立する借地契約形態があるんです。
まとめ
土地貸借契約書は、雛形の様式を使って作成してもいいですが、初めてなら専門家に作ってもらうのがいいかもしれません。
印紙の有無や書き方など、初めてだと迷う部分は多いでしょう。
無料テンプレートをダウンロードできるサイトもありますが、契約内容と雛形をよく照らし合わせ、トラブルがないようにしましょうね。